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あと100年は残る 小笠原の新島、ただいま皇居一周くらいの大きさです

[お知らせ]  2014年3月12日

昨年11月に小笠原の西之島沖に噴火して出現した新しい島は、12月26日に西之島と接合、その後も着々と成長しています。現在も火山活動は盛んで、海上保安庁は今後100年程度は消滅しないとみているそうです。

しばらくの間、噴火の様子を静観していたYahoo!地図ですが、大きくなった新島の地図を久しぶりに更新しました。

2014年3月12日のYahoo!地図の新島 クリックすると地図にジャンプします


こんなに大きくなりました

島の大きさは、どのくらい成長したのでしょうか?Yahoo!地図で最初に島を掲載したときのブログ画像と比べてみました。

2013年11月21日のブログ画像より



現在のYahoo!地図の島を東京駅に重ねてみました


で・・・でかい!ご覧のように、掲載当初のサイズよりもずっと大きいので、下に重ねた東京駅の地図の縮尺が一段階引いた画像になっています。
尚、この水色で示した新島は、北側の西之島もくっついたものになっています。また、地図の投影法の関係により、本来の新島の大きさよりも東西の幅が少し狭くなっています。ご了承ください。

Yahoo!地図に掲載している島の外周(西之島を含む)はおよそ5kmあまり。皇居一周が約5kmだそうなので、新しい島の周囲は皇居一周よりも少し長くなっています。ちなみに今の成長ペースで山手線一周の大きさになるには、あと72年くらいかかる(※)と計算したスタッフがいました(笑)。なんだか夢が膨らみますね。
 ※地学的な根拠はまったくありません。

航空写真も掲載しています

Yahoo!地図の航空写真でも大きく成長し、さかんに噴煙をあげる新島のようすを見ることができます。
西之島にくっついた新島の航空写真 クリックすると航空写真にジャンプします


発見から3か月あまり。東京の南約1,000キロメートルの海上ということで、実際に見ることはなかなかできそうにない新島ですが、少し前まで静かな海だったところが、ここまでの大きさの陸地になったかと思うと、あらためて地球のエネルギーの威力を感じますね。
(文:加納)

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