京都一周トレイルは、京都市南東部にある伏見稲荷から北上し、比叡山を越えて大原へ。
さらに西へ、鞍馬~京見峠~清滝をとおり、嵐山を南下して上桂まで、山道と路地をつないだ、全長約70㎞のコースです。
※京北地域をめぐる全長約40㎞のコースもあります。
今回は京都一周トレイルの正式コースを一部変更し、会社の仲間と、京都在住のトレイルランナーの方を含めた計3名で、京都駅を起終点とする85キロのトレイルランに出かけました。
1日目
1日目:京都駅~比叡山ケーブル駅(クリックすると大きい地図が表示されます)
16:40 京都駅出発
京都駅地下のコインロッカーに荷物を預けていざ出発。
17:15 伏見稲荷到着(4km)
観光客がいっぱいですが、構わずに進みます。
神社内はちょっと気が引けますが、足早に通過。
18:30 清水山-東山ドライブウェイ展望台に到達(11.5km)
あすの朝には到達するであろう西山が前方に見え、すごくいい眺望です。
ただ、はたして、あんな遠いところまで行けるのだろうかという気持ちに。
このあたりには、清水寺の裏口につながる山道もあるようです。
19:05 蹴上のトンネル「ねじりまんぽ」(14km)
「ねじりまんぽ」とは、強度を上げるために、わざとレンガの配置をねじった構造にしたトンネルのことです。京都のレンガのトンネルは「ねじりまんぽ」が多く、京都一周トレイルのコースにも、この「ねじりまんぽ」があります。
19:25 日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)に到着(14.5km)
京都の伊勢神宮と称されているそうですが、かやぶき屋根の建物は、確かに伊勢神宮と似ている気がします。
京都の人もあまり知らない穴場らしく、テレビでとりあげられた週末にはすごい人出だったとか。
日向大神宮の裏山には天岩戸という、岩くぐりを楽しめる場所もあり、ちょうど薄暗くなってきたこともあって、このタイミングでヘッドライトを点灯することにしました。
20:10 大文字山頂上(17.8km)
有名な大文字焼きの場所からは、京都の夜景がとてもきれいに見えました。
23:00 ケーブル比叡駅に到着(28km)
ここの夜景もとてもきれいでしたが、さすがに京都の中心街まで遠く、大文字山にくらべると街のあかりが少なめです。
日中は観光客でにぎわう駅ですが、こんな時間ではさすがに自分たちのほかには誰もいませんでした。比叡山ケーブル駅のトイレを貸してもらい、しばしの休憩です。
「
京都一周トレイルランニング(後編)」へ続く。
(文:原)
京都一周トレイルとは?
トレイルランニングは通常、整備されていない山野を走りますが、京都一周トレイルはコースが整備され、看板が各所に設置されています。風光明媚(ふうこうめいび)な京都市街を走れる人気のコースです。
・京都府山岳連盟公式サイト(外部リンク)
・京都一周トレイル(京都観光ナビ)(外部リンク)
京都一周トレイルのコースは整備されていますが、天気の急変や道の崩壊など予測不能の事態も考えられます。体調管理を含め、自己責任において行動してください。
体調が悪くなったり、道に迷ったかなと思ったときは、無理をしないようにしましょう。