今日4月1日、スマートフォンでYahoo!地図を開いた方も、そうでない方もこんにちは。もうクッキー食べましたか?まだの方はぜひお手持ちのスマートフォンでYahoo!地図を開いてみてください。
きっかけは休日のつぶやき
まだ桜もつぼみの3月中旬。ママさんスタッフが休日に焼いた地図クッキーを、公式
Twitterや
facebookに投稿。
この一連の投稿が「美味しそう!」とRT(リツイート)やシェアされ、スタッフの間で、よかったね~とオフィスでのん気に話していた矢先、「これYahoo!地図にのせようよー」サービスマネージャーがつぶやいた。
上司は思いつきでものを言うという本が昔流行ったが、まさにこのこと。冗談かと思ったが、あっさりエイプリルフール企画になってしまった。ところが…
ママさんスタッフ「もうとっくにクッキー食べちゃいましたよ」
上司「また焼けばいいじゃん」
えー。
クッキー焼くのがこんなに大変だったとは
というわけで、ふたりの若手スタッフがクッキー制作のため立ち上がる。
左:助手T嬢、右:クッキー隊長K氏。二人とも美味しいものを作りそうだ。
「無表情ください」というカメラマンに堪え切れないT嬢。
しかしTwitterでつぶやいたときにはママスタッフが子どもと一緒に適当に並べただけ。今回は全世界に発信されるので適当というわけにもいかない。だいたい手持ちのクッキー型だと北海道が他の県に比べて小さくなってしまう。ここはプロの腕の見せ所だ。
まずはクッキーをできるだけ正確な位置に並べられるよう、手持ちの日本地図を型のサイズに合わせて縮小コピー。家庭用プリンターで出力した30枚ほどのつぎはぎ地図が物悲しい。
材料はこちら。粉、卵、バター。至ってシンプルだ。
生地を用意。隊長は横からゲキを飛ばすのみで手伝わない。T嬢が腕をプルプル震わせながら生地を作る。
クッキー作りの醍醐味いえば、この型抜きだ。栃木県は丸っこくて抜きやすいが、細長い島根や複雑な長崎は型からはずすときに形が歪んでしまう。一番下の小さな型は佐渡などの島たち。
先ほどの
写真を見ると、北海道の比率が他県に比べて小さいのがよくわかる。厚紙で型を作り始めたがへにょへにょしてあっさり断念。仕方ないのでナイフで生地を切ることに。さすが隊長。丁寧な仕事。
T嬢はうまく型抜きできず、指でこっそりねつ造している…。
型抜き、全部できました!わーい!
いいにおいがして焼けました!わーい!
…あれ?明らかに以前焼いたやつと形が違う。心なしかいやな汗が出る。
はっ!今回ちょっとリッチなクッキー用粉で焼いたせいか、「焼くとふくらむ」タイプだったようだぁぁぁ!ちょ、これじゃパズルできないんじゃ。
おそるおそる並べる隊長。
やっぱり。九州とか全部島みたいになっちゃってるし。コレジャナイ感満載。
仕方ないので急遽近所のスーパーで粉と卵と牛乳を買い出し、もう「ひと日本」作ることに。T嬢のねつ造が発覚し、隊長自ら面倒な型抜きを買って出る。
クッキーを焼いたことがある方ならわかると思うが、ただの丸いクッキーでさえ、厚さやトレイの位置によって焼きムラができる。
今回は大きさも形もバラバラで、北海道と東京じゃ焼く時間が全然違う。そして困ったことに細長い半島が飛び出た県はそこから焦げる…。
今度こそうまく焼けますように!
かあさん、できた!できたよ!
一方、地図スタッフのくせに地図をよく知らないエンジニアのT嬢が、地図データに詳しいカメラマンからの厳しい指導をうけ、例のコピーを下に敷いた布の上にクッキーを並べる。
でもこれ、地理の先生でもむずかしいと思う。ただでさえデフォルメした型で焼かれ、一回目ほどではないとはいえ、焼けると若干の膨らみができてしまうので。
その後助っ人スタッフも到着し、全員でもくもくと作業が進む。
ただひたすら、こねる、型抜く、焼く、並べる、撮る、の繰り返し。外はすっかり暗くなり、全体に疲労感が漂う…。
作業開始からすでに7時間が経過。T嬢が最後の北海道を並べ…
とうとうできました!
こっそり富士山にアポ○置いたのは誰だ。
こんなカラフルバージョンも作ってみた。牛柄の北海道はこちらを使用。
翌日、カラフルバージョンも、膨らみすぎクッキーも一緒に、翌日オフィスにもっていき、スタッフで美味しくいただきました。
クッキー型はこれを使いました。
みなさまの健康を考え、Yahoo!地図クッキーは日本全国たべられない仕様です。
どうしても全国食べたい!という方は
こちらから都道府県の形をした『ケンミンクッキー型』の購入ができますのでぜひお試しください。
【おまけ】何個わかる?この都道府県。
ぜんぶわかったらかなりの地図通。
答えはありませんので、上の写真などを参考にしながら探してみてくださいね。
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(文:伊藤)