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大阪北部地震による渋滞状況を「Yahoo!カーナビ」の利用実績から分析しました

[お知らせ]  2018年7月2日

この記事は公開当時のもので、内容が古い場合があります。
最新情報はYahoo!カーナビヘルプ、またはYahoo!カーナビ公式noteをご確認ください。

いつも「Yahoo!カーナビ」をご利用いただきありがとうございます。

2018年6月18日、大阪府高槻市を震源とする大阪北部地震が発生しました。この地震の影響で、近畿各地の幹線道路では一時、激しい渋滞となりました。
地震発生時刻が午前8時前と通勤時間帯であったことに加え、高速道路の通行止めや鉄道の運転見合せの影響により、各地の道路で渋滞が激しくなったと考えられます。

本記事では、地震発生日の「Yahoo!カーナビ」のプローブ情報を用いた、大阪府周辺の道路交通分析を公開いたします。

プローブ情報とは
「Yahoo!カーナビ」アプリユーザーが、アプリを起動して実際に走行した情報です。Yahoo!カーナビでは個人が特定できない形で収集し、渋滞情報に活用しています。

分析対象日

  • 地震発生日:2018年6月18日(月)
  • 平時:2018年6月4日(月) および 2018年6月11日(月)

分析対象地域

  • 大阪府および周辺地域

分析結果

地震発生日における大阪市周辺道路の渋滞状況を可視化
下図は、地震発生日の6月18日0:00~23:59の間、道路に対し走行実績から渋滞度を判定し、凡例(図右下)のように色分けして表示したものです(※)。幹線道路を中心に都心部から郊外まで、広範囲で渋滞が発生したことがわかります。

※対象時間内に一度でも「渋滞」した道路は赤、それ以外の道路で一度でも「混雑」した道路をオレンジとしています。

下の2枚の図は、渋滞のピークとなった午前11時頃の、地震発生日(上:6月18日)と平時(下:6月4日)の比較です。





幹線道路だけでなく、平時では渋滞のない比較的規模の小さい道路まで渋滞が発生していることがわかります。

渋滞道路数の地震発生日と平時の比較
大阪府内および周辺の渋滞道路数を地震発生日と平時で比較しました。



地震発生日の2018年6月18日(月)は、同月内の同曜日と比べて多く渋滞が発生しています。
地震発生直後の9時帯から渋滞道路数が急激に上昇、渋滞ピークの11時帯では平時の約1.9倍の渋滞が発生していることがわかります。
12時~16時帯にかけ渋滞道路数は徐々に減少し、22時帯になると平時とほぼ同等の数となります。およそ14時間にわたり、地震による渋滞が発生していたと考えられます。

尚、当日の13時からは高速道路の通行止め順次解除が実施されており、これが渋滞緩和の要因のひとつであったことがうかがえます。



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今後とも「Yahoo!カーナビ」をよろしくお願いいたします。

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