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伝統の珍祭? 大矢田の「ひんここまつり」に行ってみよう

[紀行・たび日記]  2013年11月8日

暦の上では立冬も過ぎ、日々どんどん寒くなっていますね。いよいよ木々も色づきはじめ、本格的な紅葉のシーズンとなってきました。 週末にはどこの紅葉を見にいこうか、なんて考えていらっしゃるかたも多いかもしれません。

そこで今回のYahoo!地図ブログでは、岐阜県美濃市にある紅葉スポットと、ちょっと珍しいお祭りをご紹介します。

紅葉を満喫! ~ 大矢田もみじ谷

大矢田(おやだ)もみじ谷は、大矢田神社周辺一帯に広がる約3000本のヤマモミジの群生林のことで、「楓谷のヤマモミジ樹林」として国の天然記念物にも指定されています。
今年の見ごろは11月20日~12月5日ころとなっており、例年この時期になると「もみじまつり」が開催され、多くの人でにぎわいます。



■Yahoo!紅葉特集2013https://kouyou.yahoo.co.jp/
■大矢田もみじ谷
 : https://kouyou.yahoo.co.jp/spot/detail/2b680b4e6798b9332118749dfdf7b29064e38dd2/


なんじゃこりゃ!? 天下の珍祭「ひんここまつり」 ~ 大矢田神社

大矢田神社では、春(4月)と秋(毎年11月23日)に「ひんここまつり」がおこなわれます。
五穀豊穣を祈ったお祭りで、独特のお囃子(はやし)にのせて須佐之男命(すさのおのみこと)の大蛇退治が人形劇で演じられます。

お祭りが始まると、人形たちが行列して山の中に進んでいくのですが、この人形たちに思わず「なんじゃこりゃ!?」 なんだか小学校のときに工作で作ったようなお顔の人形たちの行列が、見ている人の心をがしっとつかんじゃっていたことは確かです。



人形さんたちどこにいくの!?
人形の向かった先、山の中腹にはなんと舞台がありました! なんとも言えない郷愁を誘うお囃子に合わせて、人形劇は演じられます。 劇の合間に発せられる「フォー!」(と私には聞こえました)というかけ声が、その日はずっと耳に残ってしまいました。



写真は農民たちが大蛇に食べられてしまうところですが、頭をぱくっとやられてしまうところが不憫(ふびん)でした。 (最終的に助けられたりもしないのです)

舞台まではかなりの距離があり、実際にはもっと小さくしか見えないのですが、劇の内容はアナウンスが流れており、また人形たちの大きな動きがダイナミックで見ごたえ抜群です!



劇が終わると、山から降りてきた人形たちは並んであいさつをしたり、ちょっとした撮影会のようになったりと、最後まで観客を楽しませてくれました。


最後に

なんとこの「ひんここまつり」は、室町時代から500年以上もつづく伝統あるお祭りで、平成11年には国選択無形民俗文化財にも指定されています。
この秋は紅葉と一緒に、たのしい「ひんここまつり」を堪能されてはいかがでしょう。

■大矢田神社(クリックするとYahoo!地図が開きます)

東海北陸自動車道 美濃ICから県道94号を経由し、市道を大矢田神社方面へ6㎞

■大矢田神社ひんここまつり(外部サイト)
 : http://www.mino-city.jp/jp/tourist/festival03.html
(文と写真:野村)

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